ABOUT
RAPHASグループは、薬物伝達システムの溶解性マイクロニードル製造技術を生かし、
世界各国の製薬メーカーや医療研究機関と連携して医薬品や医療機器等の開発に取り組んでいます。
特に化粧品分野においては、世界各国のさまざまな承認を受けており、
技術の安全性と有効性が認められています。
日本国内においても、大手製薬会社との開発実績があります。
革新的な製品開発を実現する当社のテクノロジーを紹介します。
溶解性マイクロニードルとは
「溶解性マイクロニードル」は、従来の薬物伝達システムの限界を超えた革新的な薬物伝達システムです。
有効成分を、髪の毛1/3ほどの太さの極細針に成形し、痛みなく肌の奥深くに浸透させて薬物を効率良く届けることができます。
このような特徴から、「貼る注射」と呼ばれています。
従来の薬物伝達システムでは、さまざまな課題がありました。
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課題1
世界人口の10%が注射恐怖症と言われている
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課題2
汚染された注射針による二次感染が深刻化しており、年間130万人の死者がでている
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課題3
医療従事者でないと注射を打てないため、医療が発展していない地域では治療が困難
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課題4
ワクチンなどの生物医薬品は冷凍・冷蔵での輸送と保管が必須であり、インフラが整っていない地域への大量供給が難しい
「溶解性マイクロニードル」は、これらの課題をすべて解決できる革新的なシステムです
化粧品などの美容コスメから、医薬品・ワクチンまで応用することが可能です。
独自の溶解性マイクロニードル製造技術
「DEN」(Droplet Extension)
溶解性マイクロニードルの製造を実現しているのが、
RAPHAS独自の製造技術「DEN製法」です。
「DEN製法」は、熱やUVを使用しないため、有効成分の安定性が高い常温製造です。
また、金型を使わずに成形するため、貼る部位に合わせてニードルの長さやパッチの形状などを自由に設計することが可能です。
DEN製造技術の特徴
- 短時間製造
5分以内 - 熱・UV
不使用 - 保湿性、
密閉性の高い
ハイドロコロイド
素材を採用 - 長さ
パッチ形状を
自由に
設計できる - 量産化を
実現 - 製造・設備
各種特許保有
製造の流れ
「Simple is Best」
有効成分を配合したバルク液調合後のマイクロニードルの成形はわずか5分です。
パッチとなるシートの上に成分からなる小滴(=Droplet)を落とし、
反対側のシートを突き合わせてから伸ばして(Extension)、溶解性マイクロニードルを成形します。
その後エアーで固めて分離し、上下2つのマイクロニードルパッチを同時につくります。
温度変化のない「常温製造」という特徴から、有効成分を損失せずに安定した状態で
マイクロニードルパッチを製造することが可能です。
RAPHASのDEN製造技術
5min
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分注
パッチに有効成分が配合されたバルク液をスポッティング。
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接触
パッチ同士を
重ね合わせます。 -
伸長
重ね合わせたパッチを引き離し、バルク液を伸ばします。
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乾燥
バルク液にエアーを当てて
乾燥・分離し、マイクロニードル化させます。
医療製品や
ワクチンパッチの
製造を目指して
RAPHASの技術は、薬物伝達を必要とする医薬品分野でも活用できます。
現在は美容コスメ市場で、自社ブランド販売と企業様へのOEM/ODMを提供することで、
マイクロニードルパッチの生産と流通を行っています。
RAPHASの技術の効果と安全性は、全世界で高い評価をいただいています。
化粧品分野では、日本だけでなく、米国、韓国、ヨーロッパ、中国、東南アジア諸国まで
多岐に渡ってマイクロニードルパッチを展開しています。
医薬品分野においても、世界で初めてアメリカ市場にOTC医薬品として製品を発売しています。
今後は、医薬品受託生産方式(CDMO)で 医療市場分野にも進出する予定です。
医療製品やワクチンパッチの製造を通して、
より多くの人々の健康に貢献することを目指しています。
RAPHASは収益の1%を国際ワクチン研究所に寄付しています